今年のJ-CaJaは去年とは違う、新しいことに挑戦した年でした。
まず、2012年以来のフィールドワーク。前回までは「フィールドワーク担当」というような感じで関わるメンバーが限定的でしたが、今年は全行程の立案・計画から渡航後の事まで、全メンバーが参加しての実施でした。応募で参加した3人の学生は笑ったり、泣いたりと山あり谷ありなカンボジアでの活動から色々な事を感じ、考えて、それを他の人に伝えることまでしっかりと行い、自己成長につながったようです。J-CaJaのメンバーとしても、カンボジアに初めて触れる学生たちと行動を共にすることで、初心を思い出したり、あるべき支援の姿を再考する機会になるなど、良い刺激を受けることができました。
そうそう、先日最後の渡航後学習会があったんですが、3人の学生はメンバー全員に向けてPowerPointでお礼のメッセージをくれました!お返しにJ-CaJaメンバー全員から3人に寄せ書きを渡しました。3人とも、お疲れさまでした!そしてありがとう!
このフィールドワーク以外にも、図書を導入した小学校の地域で聞き取り調査や住民の方々との協働がありました。現地調査の結果、絵本の追加が必要ということになり、関西大学の初等部に協力をいただいて、日本の仕掛け絵本を集めて送る準備を進めています。現在、絵本が集まり、それらを翻訳する作業に入っています。
また、協働するカンボジアのNGO「EPS」と話し合いの結果、小学校の周りにフェンスを作ることになりました。
さらに、来年度の活動のために助成金の申請を行っています。既に、来年への活動は始まっているのです!!
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今年2013年を振り返ると、日本ではいくつもの災害が起こりました。広島の土砂災害、御嶽山の噴火、長野北部の地震。しかし、どの災害においても、そこには被災した人たちを助けたいと活動する人、また支えようとする人がいます。その姿を見るたび、人を支えることの大切さと難しさを想います。
来年も日本にとって、カンボジアにとって、そしてJ-CaJaとって、「支え」が大きな力になることを祈って。
それでは、皆さん、良いお年を!
文責:リック