今日は葉田甲太さん作の「僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.」の本について紹介します。本作は向井理さん初主演映画原作として話題を呼んだものです。
この本は、ある大学生が郵便局で何気なく手にしたパンフレットで「150万円の寄付でカンボジアに小学校を建つ」ことを知り、仲間を募ってクラブイベントで寄付金の捻出をはかろうと奔走するノンフィクションストーリーです。
これといって不満はないけれど、なんとなく流れていく日々が退屈で仕方ない。
何か、毎日ドキドキしていたい。
何か人とはちがうおもしろいことをしてみたい。
何か、この世界にやらかしてみたい。
そんな「何か」を郵便局で見つけた主人公は、エイズ、地雷、売春、内戦、教育事情などカンボジアの現状に触れ、自分の活動に葛藤しながらも、自分の思いをストレートに綴っています。
「誰かのために何かをする喜び」は、ときとして「自分のために何かをする喜び」を上回る。
共感できること、納得させられることがたくさん書いてあります。
ちょっとしたきっかけやアクションで色んなことができる、そんな勇気がわいてくる本です。
同じカンボジアというフィールドで活動されている葉田さんの本、ぜひご一読ください!
文責:あいこ